大きな幸せと小さな命
久しぶりの日記。色々ありまして、少しの間遠ざけておりました。
2月26日。お腹に赤ちゃんの姿が確認できて、心拍もわずかながら確認できて、妊娠が確定されました。
しかし…3月5日。その日は、出産予定日を言われる予定でした。
ワクワクしながら病院へ行きましたが、告げられたのは…「流産」でした。妊娠7週の早い段階での流産でした。エコーでは、子宮内に出血がたまり始めているのが分かりました。原因として考えられるのは、赤ちゃんの染色体異常ではないかとのことでした。
言葉も出ず、頭の中が真っ白でした。夜には、お風呂の中で少しだけ膨らんだお腹にただただ「ごめんね…ごめんね…」としか言えず、現実を受け入れることができませんでした。
翌日…手術を行いました。全身麻酔をしての手術。起きたときには、お腹の中は空っぽで…でも、涙は出ませんでした。
何もかもが空っぽで、涙すら失っていました。その後、3日ほど経ってからノートにいろんな思いを書くと自然と涙が出ました。実感がわいたというとちょっとまだ違う気がしますが、少しだけ現実を見た気がしました。
長男がいるので、普段は笑っていますが夜になったりひとりでいるとやはり現実が見えてしまい苦しくて落ち込んでしまいます。
小さくて、愛おしい命。
私の家族みんなに幸せをくれた小さな命。
守れなかった小さな命。
会いたかった小さな命。
この苦しみは、きっとしばらく消えないことと思います。でも、現実を見れば長男や夫、そして他の家族がいるのでその家族を守るためには受け入れることが必要です。少しずつ。少しずつでいいから、受け入れたいと思います。そして、守るべき目の前の人達を守りたいと思います。
ほんの少しではありましたが、幸せな時間をくれた天使に今は「ごめんね…」ではなく「ありがとう」を伝えたいと思います。
ありがとう…。